末廣醤油*伝統を受け継がれ、守り続けられた財産

淡口醤油の産地として有名な兵庫県、播磨平野の西北に位置する龍野は、夏には多くの鮎が上る清流、揖保川が中央を流れる自然豊かな街。

揖保川の水は軟水=鉄分が少ない水質なので、色を付けたくない淡口醤油に最適なのだそうです。

龍野城を中心に自然にも恵まれた街龍野で、創業明治12年という歴史ある造り手「末廣醤油」さんのお醤油は伝統を守り続けながら、愛情たっぷりにお醤油を作り続けていらっしゃいます。

関東に住んでいると濃い色のお醤油の方が馴染みがあり、お蕎麦やおうどんのだし汁も真っ黒、それが普通に育っているので、別段なんとも思ったことがなかったですが、まだ若かりし頃のある日、初めていかにも味付けされていないような薄い黄金色のお出汁のおうどんをいただいた時、色に反してしっかりとして深みのある味わいに驚いたものでした。

それでも日常にそういったお醤油を使う文化がないまま、大抵は濃口醤油で済ませてしまっているところがありますが、今回、ご縁を頂き末廣醤油さまの薄口醤油を試させていただきました。

まずはそのまま舐めてみて・・・旨味の強さに驚きました。普段、濃口醤油と出汁醤油を使い分けていますが、出汁醤油かと思うほどの旨味。

これが大豆と塩と小麦だけで作られているの?とびっくり!


早速、5月のレッスンで予定している「おでん」の出汁に使ってみたところ、レシピでは出汁醤油を使用していたのですが、こちらの薄口醤油で作った方が、むしろ素材の味との調和でより旨味が引き出されるのか、美味しい・・・

レシピ変更です。笑

おでんはお出汁が命。お味はもちろん、色も付けたくない。

まさにぴったりの相性で、嬉しくなってしまいました。


もう一つ、ぽん酢も試させていただいたのですが、こちらも意外な驚きが!

いわゆる、普段使っているぽん酢を想像して一口いただいてみると、なんとフレッシュでキリッと酸味の立ったインパクトのあるお味!

4種類の国産柑橘果汁を使用した、際立って果実味の強いフレッシュな味わいは、一度試すとクセになります!

こちらも、5月のレッスンで作るさつま揚げに、大根おろしを添えて頂いてみると感動の美味しさに!

素材の味を引き立てながら香るフレッシュな酸味で揚げ物をさっぱりと頂くことができます。

サラダのドレッシングでというよりも、私的には揚げ物などにおすすめ!


こういった機会がなければ、私も出会えなかった「伝統を受け継がれ、守り続けられた財産」。

和食の要であり、日本人にとってなくてはならない調味料「醤油」こそ、一流を選ぶべきですね!

この度は、素敵なご縁をありがとうございました。

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